
鎌倉にはあじさい三大名所と言われる「明月院(めいげついん)」「長谷寺(はせでら)」「成就院(じょうじゅいん)」があり、例年あじさい開花の時期には多くの観光客で賑わっています。
「長谷寺」は花の寺と呼ばれ春夏秋冬どの季節に訪れても見どころ満載の人気スポットです。
今回は一年を通して最も賑わうあじさいの季節について見どころや混雑を回避する方法をご紹介します。
基本情報
拝観時間:8:00~17:00(10月~2月は16:00まで)
拝観料 :大人300円・小学生100円
アクセス:バス停「長谷観音」から徒歩5分
江ノ電「長谷駅」から徒歩5分
見どころ
約40種類と様々な彩りのあじさい
長谷寺と同じく三大名所として有名な明月院は明月院ブルーと言われるように青一色であるのに対して、長谷寺は約40種類、2,500本以上と様々な彩りのあじさいを見ることができます。
開花状況が公式サイトに掲載されていました。やはり例年通り6月中旬から下旬があじさい鑑賞のピークです。
2020年開花状況
5/31 色づきはじめました
6/ 3 全体の3割が咲きました
6/ 6 日当たりのよい斜面は色づきました
6/ 9 全体の5割が咲きました
6/12 あじさい径、上のエリアは十分見頃を迎えています
6/14 ほぼ見頃を迎えています
6/16 全体でピークを迎えています
6/22 今年のピークを迎えています
6/26 色とりどりのあじさいが見頃です
7/ 3 あじさいの剪定作業を始めます(公式サイトより)
由比ヶ浜も見渡せる景観
あじさいが咲いている「あじさいの径(こみち)」は斜面になっています。
あじさいを鑑賞しながら登っていくと、気が付いた時には由比ヶ浜や三浦半島が見渡せる見晴台に登っています。
鎌倉八景の一つ「長谷の晩鐘」と謳われるのも納得の景観です。
観音堂
本堂の十一面観世音菩薩像は9.18メートルと木造の仏像としては日本最大級であり、見るものを圧倒する迫力です。
本堂内での写真撮影は禁止されていますが、一度見れば忘れることはない光景なので、一見の価値ありです。
お寺のカレー
あじさいの径(こみち)を降ると目の前に「海光庵」というお食事処が現れます。
ここでは名物である「お寺のカレー」をいただくことができます。
その名の通り、お寺ならではという材料でご飯には雑穀米を使用、肉類を一切使用していないルーと特徴的なカレーです。
この海光庵からも街並みや海を一望でき、穏やかな時間とともに日頃の疲れを癒すことができます。
その他
観音ミュージアム
仏足石
和み地蔵
さわり大黒
書院
混雑を回避するには
まず、最も混む時期は6月下旬の土日です。
長谷寺では混雑回避のため、整理券を配り入場者を制限しています。
ピーク時は2~3時間の待ち時間となっていて、某テーマパークと同じような状況です。特に2017年は三大名所の一つ成就院が工事中ということもあり、例年より来客数が増加していました。
入場制限については以下の通り、長谷寺の公式サイトで案内されています。
混雑時の対応について
鎌倉長谷寺のあじさい路は130段程の階段が続く山道に40種類以上約2500株の紫陽花がさいております。
細く狭い小径となっている為、あじさい路混雑時にはあじさい路のみ入場規制を行う場合があります。①あじさい路が混雑しましたら、整理券をお配りいたします。
拝観券をお買い求めの上、入山されますとお一人様一枚ずつ整理券をお配りいたします。②お手持ちの整理券の番号がくるまで、あじさい路へは進めません。
整理券と拝観券をお持ちになっていれば当日に限りお寺へ再入場ができます。③全期間、あじさい路規制時 整理券配布は午後4時で終了します。
※再入場の最終時間は、平日午後5時、土日午後6時です。以降は一切入れません。
※規制はあじさい路のみです。諸堂へのお参りに待ち時間はございません。
(公式サイトより)
それでは、いつがオススメかというと
- 6月 上旬:平日、休日ともに朝一
- 6月 中旬:平日の朝一
- 7月1週目:平日の朝一
やはり、基本は平日の朝一です。
6月中旬以降の土日は混雑必至です。待ち時間ありという心構えで訪れましょう。
また、例年7月1週目の土日を過ぎた頃にあじさいを剪定(せんてい)していきます。2017年は7月3日(月)に剪定しはじめました。7月を過ぎて向かう場合は気をつけましょう。
まとめ
関東であじさいの名所といえば必ず名前があがる長谷寺。
満開のあじさいはたしかに2~3時間待ってでも見る価値があるほどの光景です。
とはいえ、できる限り混雑は避けたいもの。
少し早起きして出かけたり、雨模様と天気が崩れた時など人が少ない時間を狙って見に行くのがオススメです!